BCLラジオの入手
BCLラジオ クーガー2200とスカイセンサー5900はいずれも30年以上も昔に製造された製品で、当然のことながら新品を入手することは不可能である。したがって中古品を入手することになる。
それではどうやって入手するかということになるが、入手の前の心構えとして、
- いつ壊れるか不調になるかわからない
- 当時の性能をフルに発揮できていることはほとんどない
ということを理解、覚悟しておく必要がある。
その上で国内のネットオークション、あるいは秋葉原などで中古品として販売されているものを購入するしか方法はない。
特にネットオークションでの入手では、出品側もできるだけ高く落札してほしい、あるいは出品物に詳しくないなどの理由で良い点悪い点を明確に書いていないことが多く、その中から少しでも程度の良いものを手に入れるのだが、これが実は大変難しい。
逆にプロの手によって完全にレストアされ、説明文も細かく丁寧に記載されている出品物の場合は大変高い値がついてしまうという現実もある。金銭的に余裕があればこういった物を落札することで故障品を手にしてしまうリスクは減る。
一般的に出品されている当時のBCLラジオの入手の細かいポイントをあげるときりがないが、大きなポイントが2つある。
- 外観上で割れたり欠けたりしていない、ダイアルつまみが欠損していない、ロッドアンテナが折れていないなど、修復が困難な外観ではないこと
- ボリュームのガリはあっても、おおむね周波数表示が合っていて受信できる状態であること
当然のことではあるが、当時のBCLラジオのパーツ、とくに外観上のパーツを入手することはできない。ツマミやロッドアンテナなどが欠損していてもパーツ単体で買うことはできないことを念頭に置いておくべきである。
また動作しないBCLラジオをむやみに調整してますます使えない状態にしてしまったものは周波数表示とかけ離れた周波数を受信したり、全く受信できない場合がある。素人によって内部を調整したものは極力入手は避けるべきである。出品説明に書いていなければ質問をして明確にして、曖昧な回答あるいは回答がない場合は入札を控えたほうが得策である。
ところでネットオークションでの当時のBCLラジオの出品状況も数年前とはやや様相が変わってきている。昨今のBCLブームの再来で、数年前は押し入れの中から出てきたBCLラジオが数多く出品されていたが、今はそれらを入手した人たちの一部が手放すために出品しているものが目立っている。もちろんブームの再来が終わったわけではなく、ごく一部の人たちが手放しているだけで、総合的にみると出品の玉数が減っているように感じる。
いずれにしても自分が納得して出せる金額を超えた入札は避けて、じっくりと品物が出品されるのを待って探すことを勧める。
また、海外のネットオークションebayをのぞいてみることも当時のBCLラジオを入手する一つの手段である。海外仕様である場合が多いが、短波帯(SWバンド)に関してはほぼ万国共通であるため問題ない。注意点は海外では電源がAC200Vであることが多く、AC100V、AC200V両対応であるものを探すか、AC100VをAC200Vに変換するトランスを準備する必要がある。出品されているラジオの玉数は日本のネットオークションほど多くはないが、珍しい海外仕様のラジオに出会うことも多い。
なおeBayで通用する言葉は英語であり、抵抗のある人はセカイモン(eBay公認の海外オークションサイト)などを通して落札するのが安心である。
一方、クーガー2200やスカイセンサー5900に拘らなければ当時のBCLラジオの選択肢は幅広いものとなる。上記機種以外の松下電器やSONYのBCLラジオも多数見つけることができる。さらに三菱電機や東芝からも十分対抗できる機種が発売されていたので、あえて希少性のある機種を探すのも面白い。
